アポセンのコードレス掃除機・APOSEN H10を購入したので、今まで使用してきたダイソンのコードレス掃除機(DC62)と比較してみました。
中国製ダ○ソンとも揶揄されてますが、見た目はすっきりとしたホワイトカラーで、どぎつい色の掃除機が嫌、という方には全然おすすめしたいスティッククリーナーです。
ただし、ダイソンから買い替えるなら違いはやっぱりありますし、
改良して欲しい点もありました。
良かった点、気になった点など、画像たっぷりで徹底レビューしていきます。
公式オンラインショップ>>APOSEN家電製品・日本人向けの軽量デザイン
Contents
なにこれ、白いダ○ソン?APOSEN H10を購入
偶然見かけたコードレス掃除機、これを見て「えっ?!とうとうダイソンが白い掃除機を出したの?!」と思ったのは私だけではないはず…
確認してみると、案の定ダイソンではなく、APOSENという中国のメーカーから発売されているコードレス掃除機。
中国ね…
となんとなくの抵抗感を覚える方も少なくないのかもしれませんが、この掃除機、お値段なんと1万円以下。
そしたら今度は、やっぱり中○製だからでしょ、と思っちゃうじゃないですか。
でもおうちモノトーン化を進めている私にとって、どぎついカラーの高級掃除機より、シンプルなホワイトデザインの安い掃除機のほうが、魅力的に思えるんです。
(パナソニックか±0に買い替えるつもりだったのは一旦忘れて…)
しかもサイクロン式。超軽量。
この値段なら、車の掃除用など、サブとして持っていてもいいでしょう。
口コミ評判もかなり上々。
ちょうど楽天スーパーセールで特別価格(6,200円)&ポイントバック。
※購入時の価格です。
決めた!これ買ってみます!
APOSEN H10コードレス掃除機の付属品やパーツ
結構大き目の箱で届いたAPOSEN H10コードレス掃除機ですが、開けてみると商品自体も割とコンパクト。

早速開けてみると、見事にパーツが納まってます。
(全体的に画質悪くてごめんなさい)

同封されていたものは以下8点+取り扱い説明書。
- 掃除機本体
- 伸縮パイプ(アルミチューブ)
- フロアヘッド
- 隙間ノズル
- 小ブラシ(2in1ブラシ)
- アダプター
- バッテリー(茶色の小箱)
取扱説明書は日本語。(ただしところどころ微妙な表現あり)

バッテリーと電源ボタン
バッテリー残量がゼロの状態からフル充電にされるまでは約5時間が目安。充電残量が視覚的にわかるように、ライトで知らせてくれます。
バッテリーは取り外し可能なので、どこでも充電できるし、掃除の時にうっかり電源が入ってヒヤッとする心配もないので便利。

本体もその他パーツもめちゃめちゃ軽い作りですが、唯一重たいのはバッテリー。
さすがと小さいながらずっしりとした重さがあります。(軽かったら逆に不安…)

バッテリーの装着は、本体とバッテリー裏面の凹凸をかみ合わせるようになっているので、端からスライドさせるだけでOK。
すぅーーーっと。
最後にカチッ。
外す際には本体のグリップ前にあるロックを外します。(付けたままでも充電できます)
グレーの部分を下げるだけ。
ちなみに、グリップ部分にあるのが電源スイッチです。
ダイソンはこれを握りっぱなりにしないといけなかった(握っている時だけ電源ONなのでそれはそれで効率的ではある)けれど、地味に疲れるんですよね。
APOSEN H10は1回カチっとスイッチを入れたらOK。
ただし、人差し指はその間どうすればいいのよー?となるので、電源スイッチの場所としてはちょっとマイナス点。(片手で操作できると考えると仕方なかったのかな…?)
でもこれは慣れかな、と。
問題は、電源を切る時。
恐らく誤操作防止のためだと思うけれど、電源オフはボタンを2度押しする必要があります。
これも慣れだとは思うけれど、ダブルクリックにもたつく初心者的な感覚で、「ゆっくり2度押し?カチカチっと2度押し?」と未だにしっくりきてません。
3種類のヘッド
付属ヘッドはフロアヘッド、2in1ブラシ、隙間ノズルの3種類。
フロアヘッド↓
バネ式のチューブのような部分で角度変更ができるようになっています。
可動域は左右180度、上下90度。
参考:APOSEN
「動かしにくい」という口コミも見かけたけれど、私の感覚では全然問題なしです。
(これはおそらく、後述するダイソンの吸引力が関係します)
そしてフロアヘッドの裏(?)側↓
とてもシンプルな作りなんですが、ローラーブラシがついていないので、お手入れは絶対楽!
ローラーブラシに長い髪が絡まりつくと、取り除くのが厄介で。
(その分、毛足の長いラグのゴミを取り除く力は弱いかも)
で、こちらは2in1ブラシ(小ブラシ)↓

なにが2in1?と思うところですが、表のグレーのボタンを押すと…
先っぽ外れた!
先端のブラシ部分を外して使うことができます。

ラグなどはブラシをつけて、カーテンなどはブラシを外して、といった具合で色んなファブリック類にも使い分けができそうです。
参考:APOSEN
こちらは隙間ノズル↓
気になったとこをちゃちゃっと掃除する時に便利なので、結局一番ヘビロテしそうなパーツ。
ダイソンと比べると、すごく軽くてチープ感あるんですが…真っ白だから気にし…ません!

見切れてますが、伸縮パイプ↓
(なぜか取説ではアルミチューブとも書かれてます)
その名の通り、グレーのボタンを押しながら引っ張ると、約30cm分ほど伸ばす事ができます。
本体に装着した画像は後程…
で最後。以外と大事なアダプター↓
何が大事って、これが黒とかだったらそれだけでがっかりなのですが、オールホワイト。合格!
(ちなみにバッテリーは重いけれど、アダプターは軽いです)
APOSEN H10コードレス掃除機のバッテリーは長時間充電できません。
充電完了(ランプが消灯)後は、充電をストップしないと、発熱や変形のリスクがあります。
バッテリーの寿命が短くなる原因にもなるので、充電が終わったら速やかにアダプターを抜くようにしましょう。
APOSEN H10コードレス掃除機の使い方
モーター(強弱)の切り替え
APOSEN H10コードレス掃除機は、スイッチ一つでパワーの強弱を切り替えることができます。
バッテリーランプの下にある丸いスイッチです。

電源を入れた時は標準モード(7kpa)、切り替えボタンでパワフルモード(10kpa)に変更できます。
パワフルモードにすると、赤く点灯↓
青いランプは充電残量です。
グリップをどうやって握るか思案中なんですが、電源ボタンをうっかり触らないように人差し指まで下のほうを握るとちょっと窮屈。
バランスもちょっと悪くなります。

なので、人差し指を浮かせるようにして持つことになりそうかな、と。
ゴミの捨て方
吸引したゴミはダイソン同様、本体のカップ部分に溜まっていきます。
HPを参考にすると、
吸引にはサイクロンシステムと多重濾過システムを採用。 ダブルシステムにより、目詰まりせず、安定した吸引力を持続します。 粉塵などを吸引率は99.1%を誇りクリーンな排気を実現しました
参考:APOSEN
とのこと。
以前までは「絶対紙パック式がいい!」と思っていたんですが、やっぱり紙パック式だと吸引力が落ちるのが早い気がして…。
かといってサイクロン式だとゴミを捨てる時がやっぱり嫌なので、どっちもどっちなんですが。
APOSEN H10の場合は、本体のカップ前方についているグレーのボタンを押すと、カップの蓋が開きます。

ゴミ袋を用意して、パカーン、です。
(せっかく吸ったゴミがここで舞っちゃうじゃないの…と思うので、正確にはゴミ袋の中でパッカーン、です)
で、問題はこの後ですよね。
ダイソン(DC62)はカップを外す事ができるんですが、フィルターは取り外せないので(できるけど専用の道具が必要&自己責任)、それが嫌だったんですよね。
フィルター内に白いゴミが溜まってるのに取れないもどかしさ。
それがAPOSEN H10コードレス掃除機なら、フィルター外せます!

ステンレス鋼フィルターを外して、更にHEPAフィルターまで外せます(しかも水洗いできる)

カップのほうは除菌シートなどで掃除すればいいだけなので、フィルターが外せるほうが断然便利です!
スタンドは?
APOSEN H10コードレス掃除機は、自立しませんが本体裏面にフック穴があります。

壁側にフックがつけられれば立てておいておける、といった具合です。
フックなしでも壁に立てかけることは可能ですが、ふとした拍子に倒してしまいそうな恐怖と隣り合わせです。
賃貸などで壁に穴をあけるのが躊躇われる場合は、スティッククリーナースタンドを活用したいですね。(重心が上にあるのでフック式がおすすめ)

APOSEN H10コードレス掃除機とダイソンDC62を比較
最近充電の持ちが悪くなってきた、我が家の大御所ダイソン(DC62)と比べてみます。

本体の大きさはあまり変わりません。
それもそのはず、ダイソンDC62の本体重量は約1.22kg、アポセンH10の本体重量は約1.06kg。
パイプとフロアヘッドを装着した状態で比較↓
(色がドギツイ…)
アポセンのほうはパイプを伸ばすとダイソンより少し短いくらいでしょうか。
すっきりした見た目がいいし、ヘッドの重さがかなり違います。(この状態でDC62が約2.04kgなのに対して、H10は約1.4kg)
隙間ノズルを装着した状態で比較↓
シュッ
すっきりした見栄えはアポセンが圧勝ですが、各パーツが軽いのはそれだけの素材を使っているから。
アポセンのノズルやヘッドは力まかせに押し込むだけですが、ダイソンはちゃんとボタンがついていて「カチッ」とはまります。
各パーツの高級感、しっかり具合などはさすがとダイソンが勝ってますね。
騒音や吸引力の差
ダイソンの吸引力は言うまでもなく。

ただしダイソンの吸引力の強さが私にはアダとなっていて、カーペットの上では右手でトリガーを押さえながら、左手はパイプを握って引っ張らないとヘッドが動かないほど。
タイルカーペットは浮いて剥がれてしまうし、ここまで吸引力があったところで生きてるダニは吸えない虚しさ。
一方、APOSEN H10コードレス掃除機の場合は、というと…
(撮影時は電源オフにしてます)
軽くてすいすい!
ダイソンには及ばない吸引力とはいえ、決して弱いわけではないし、フローリングやタイルカーペットならちょうどいいくらい。(毛足の長いラグはちょっと心許ないかも)
画像にあるラグの上をかけてみましたが、カップには髪の毛、ほこりがちゃんと吸引されてました。
音も静か。(とはいっても掃除機レベルで)
(うちの猫は掃除機みただけで逃げるので参考にならず…)
ハイパワーモードにして、ダイソンと近いくらい大きな音になるかな、という体感です。
私個人の感想としては、高級感やパワーの面ではダイソンが有利ですが、見た目と使いやすさはアポセンに軍配を上げます。
あとはどれほど持つか、ですね。